とっき〜のモタードライフ(オフもあるよ)

バイクについて書きそうなブログ

DR-Z400SMのユーザー車検を受けてきた話

このブログを開設してからは少し日は経ちつつも全くネタがなく記事が書けなかったのですが、少々イベントが発生したのでこれを初めての記事にしてみようと思います。

 DR-Zくんの車検が迫ってきた

バイク屋で買ってから約1年乗った愛車のDR-Zくんに車検の期日が近づいてきました。
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カッコイイ…(自惚れ)

 

最初は車検についてほとんど知らなかったので軽く調べてみると、車検の受け方は大きく分けて

  1. バイク屋にまかせる
  2. 自分で陸運局に持っていく

以上の二種類があるようです。

1のメリットは、店に丸投げできる、整備しなければいけない場所を教えてくれる、自分でやるより信頼性が高い、などがあげられます。デメリットはかなりお金がかかることです。整備内容によりますが4万円くらいからが相場のようで、交換部品によっては大幅に高くなるようです。

2のメリットは安く済む、自分のバイクの状態、仕組みを理解するいい機会になる、などがあげられます。デメリットは1のメリットの逆です。自分の場合約1万8千円で済みました。

自分はまだ学生アルバイターの身のため、最初から1は選択肢になく、ユーザー車検で通すことに決めていました。

 ユーザー車検ってなんやねん

ユーザー車検とは、自分のバイク(または車)を自分の手、もしくは店に頼んで整備し、バイクを車検に通る状態で陸運局に持ち込み、検査してもらう方法です。陸運局では検査するのみで整備してもらえないため、「車検に通る状態で持っていく」ということが非常に大切です。

 車検に通るバイクってなんやねん

車検に通るバイクとは、法律で定められた保安基準に適合するバイクのことです。

…なんて書いてもよくわかんないので車検で確認されるポイントをいくつか紹介します。これは陸運局によっても微妙に異なるようなので一概にこれをやっていれば大丈夫!とは言えませんが僕が受けた陸運局で見られたポイント+αを紹介したいと思います。

 ユーザー車検で検査されるポイント

  1. 車体番号、エンジンの番号、外観
  2. 灯火類、電装類、保安部品
  3. 車体の全長、全幅、全高
  4. 排ガス
  5. 前後ブレーキの効き
  6. スピードメーターの誤差
  7. ヘッドライトの光量、光軸

以上の7点です。

  • 1については車検証に記載されている車体番号、エンジンの番号が実際のフレーム、エンジンに打刻されている番号と合うかどうか、エンジン、各部品からオイル漏れがないか、各部のボルトが緩んでいないかなどが見られます。

エンジンが載せ替えられていたりする場合は注意が必要です。

オイル漏れは事前に直しておくのがベストですが、オイル漏れが持病のバイクの場合、検査の直前にパーツクリーナーなどでシュシュッと拭き取っておきましょう。

  • 2については前後左右のウインカーが正常に点滅するかどうか、ヘッドライトのHi、Lo切り替えが正常にできるかどうか、ブレーキランプが正常に点灯するか、ホーンがちゃんと鳴るか、ミラーの大きさなどが検査されました。場所によってはメーターについているウインカーやハイビームのインジケータランプも見られることがあるようです。
  • 3については、フルノーマルの状態であればほぼ問題ありません。ただ、自分の場合はハンドガードが付いており車検証に記載されている全幅を超えていたため、ハンドガードを外し、純正のバーエンドを付け直しました。

ハンドルを変更している場合や、ローダウンをしている場合は注意が必要かもしれません。

パワーを出すためにキャブレターのセッティングを変更している場合は注意が必要かもしれません。自分はサービスマニュアルに載っている純正セッティング+AIS+純正マフラーで通りました。キャブレター自体を変えていて純正セッティングがない場合は気持ち薄めにするといいようです。

旧車・キャブ車の車検での排ガス調整の傾向と対策 | kyusha.net

また、排ガス検査の前にAISの有無についても検査されることがあるようで、ない場合は排ガス検査を受けさせてもらえないとの記述があるブログを何件か見ました。

  • 5については文字通りブレーキの効きについて検査されます。普通に効いてればまず通るはずです。知らんけど。

タイヤの扁平率や幅を変えることで若干外径が変わり、スピードメーターの指示速度には若干ゃ誤差が生じるはずですが、純正サイズが120/70-17のところ、110/70-17を履かせている僕のDR-Z君は特に問題なく通りました。

また、自分のバイクが前後どちらのタイヤでメーターを動かしているか調べておきましょう。

  • 7がDR乗りの卍鬼門卍、光軸、光量検査です。が、思ったよりあっさり通りました。これについては次に書きます。

検査項目は多いようで意外と大したことなかったです。

車検前整備は後述する「点検整備記録簿」の項目に従って行うとよいでしょう。

 
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スリップサインが出てしまったので交換!!

DR-Zの光量検査対策

 純正のライトがショボすぎて車検に通らないことで有名なDR-Zくんのヘッドライト。今回はこれをなんとかすべく秘密兵器を用意しておきました。
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デデン

高効率ハイワッテージバルブです。(写真の中身は違います。) 

M&Hマツシマ PH-8 12V40/41.5W (B2・CL) 29 29B2C ライト バルブ

M&Hマツシマ PH-8 12V40/41.5W (B2・CL) 29 29B2C ライト バルブ

 

 純正バルブは12v 35/36.5wのところ、こちらのバルブは12v 40/41.5wと5wアップして多少の光量アップが期待できます。

この上に12v 45/45wというのもありますのでそちらを使うのもよさげ。

このバルブを使っても光量が足りなかったらどうしよう…と思っていましたがこれは杞憂でテスター屋さんの機械では合格基準が15000cdのところ、約18000cdを叩き出しました。(でもギリギリやんけ)

さらに安心装備にするならヘッドライトブースターを購入or自作するのもよさそうです。

車検当日までに準備しておくもの

  • 車検の予約番号
  • 車検証
  • 今まで入ってた自賠責の証書
  • 納税証明書
  • 点検整備記録簿
  • 金(3万くらい)
  • ある程度整備できる工具
  • 整備済のバイク
  • やる気

ユーザー車検を受けるには予約が必要です。あらかじめココで予約しておきましょう。

検査予約システム-予約トップ

納税証明書をなくした場合は市役所で再発行できるらしいので準備しておきましょう。

点検整備記録簿はこちらのサイトのものを利用させていただきました。

点検記録簿別表第7を作ってみた:@TRAILの道すがら:So-netブログ

自賠責は事前に保険屋で準備しておいても大丈夫ですし陸運局の保険屋で加入しても大丈夫です。

お金は余裕をもって持っていくのをおすすめします。現在は1回の検査料金の支払いで3回までしか検査を受けられないため3回目の検査が受からないと再び検査料を支払う必要があるそうです。また、テスター屋の料金設定も受ける場所によってまちまちですし、車検対応のミラーだと思ってたら通らなかったから新しく買わなきゃ!とかもあるかもしれません。そのため、お金は多少余分に持っていくことをおすすめします。

検査場で軽整備をしなければいけなくなる場合もあるかもしれないので車載工具程度は持っていくと安心です。

 
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車検仕様のDR-Zくん

結局いくらかかるんスカ…

  • 自賠責 11520円
  • 重量税 3800円
  • 検査手数料とか登録紙代 1700円

2018年4月3日時点で車検を通すのに最低限必要な金額は17020円でした!

ユーザー車検は割とおすすめ!

なんといっても安く済むし自分のバイクを自分で整備することによって愛着が湧いた気がします。

今のバイクが普通に乗れている場合はそこまで整備も大変ではないでしょうし車検を機会に愛車の整備に挑戦してみてはいかがでしょうか?